その事態を悪化させたのが長男。原因を詳しく言うのははばかられますが、水がほとんど排水されなくなって、便器からあふれるんじゃないかというぐらいまでになってしまいました。しばらく放っておくと、徐々に流れていくのですが、それでもうっかり水を流せません。
水回り専門という業者に頼もうかと思って、あれこれ検索してみると、トイレの詰まりを直すのに何万とかかるらしい。う??ん……。詰まったのに気がついたのが夕方から夜にかけて、だったので、この場合夜間料金もかかるらしいです。下水道管のつまりがあったらさらにかかるとか。
とりあえず、夜から朝のトイレは近くのコンビニとか公園のトイレで済ませ、仕事から帰ってからの午後に業者を頼むことにして、もう少し情報収集をしてみました。
すると、結構自力で何とかしている人がいるようなんですね。道具は、スポイドゴムという、柄の先にお椀を伏せたようなゴムがついているもので、それを排水口に密着させて勢いよく引くと、中の異物が取れるのだそう。
うちにも排水口用のが1つありますけど(こんな感じのもの)、

より効果的なのはこっちの形のものらしいです。

効果的だというほうのものを、ホームセンターに買いに行きました。
すると、トイレ詰まり用の道具は上記の他に、真空パイプクリーナー

というのと、水洗トイレ洗浄機

真空パイプクリーナーは、水があふれそうになっている我が家のトイレに使うには抵抗がありすぎます。柄の長いスポイドゴムにするか排水口から用具を差し込んで、ハンドルをグリグリ動かすタイプの水洗トイレ洗浄機にするかしばし悩みましたが、水はねがないという宣伝文句に惹かれて水洗トイレ洗浄機を買いました。
帰宅して早速使ってみることに。早くしないと、うまくいかなかった場合業者を呼ばなければいけません。
用具の先端を排水口に差し込み、かなり奥まで入れた後に、ハンドルを回してみました。何度か回しているうちに、排水口付近の汚水が、スーッと引いていきました。これはうまくいったかもしれない……。
後ろで見ていた長男に、バケツに水を入れて持ってきてもらい、流してみると何とか水が流れていくようです。勇気を出して、タンクの水を出したら、いつも通りに水が流れていきました。ホッ。
引き出した用具の先端には、綿のようなものがついていました。詰まった原因は、多分ハリーのウンチかもしれません。ハリーはわたしの敷き布団の綿を引き出すのが趣味なのです(__;)。それはそれで、別の心配ができてしまいましたが。
ともあれ、数万円を覚悟していたトイレ詰まりの解消が、2600円で解決したのはさすがに嬉しくて、長男とアイスで健闘をたたえ合いました(^◇^;)。長男からは感慨を込めて「主婦って大変だねぇ」と一言。いや、普通の主婦はこんなこと滅多にやりませんて。