MI-E1にはブンコビューアが付いていて、愛用していました。どこが気に入っていたかというと、
1)読んでいる途中の本と、次に読む本を一緒に持っていくことができる(データだから当たり前なんですけど)。
2)寝る前に読んでいて、うっかり寝てしまっても、どこまで読んだか記憶しておいてくれる。それに、オートパワーオフで勝手に電源が切れてくれる。
3)芥川龍之介や夏目漱石などをただで読むことができる(青空文庫のおかげ)。
4)意外と読みやすい。
こんなところでしょうか。
そんなわけで、外出するときだけでなく、家にいるときもブンコビューアを活用していました。
さて、W-zero3esにもブンコビューアは標準でついています。それとともに、T-TimeとTTVブックリーダーというビューアもダウンロードすれば使えるようなので、インストールしてみました。
画像と一緒に気に入っている点と気に入らない点を書いておきます。
<ブンコビューア>

左の参考文書は『三四郎』(夏目漱石著)

立ち上がりが早い。
ソフトキーで移動とか操作メニューの表示ができる。
xmdf形式の、画像や音声入りの本を利用できる。

立ち上げたときに見に行くデータフォルダを指定できない。
スクロールがちょっと遅い。
字間を最小にしても、何となく間延びした感がある。
フォントをインストールしたら、時々動作が不安定になる(余計なことをしなければよかった……)。
<T-Time>


挿絵付きの本を読める。
文字サイズの変更が細かくできる。
文字間や余白がわたしにとってちょうどよく、見やすい。
スクロールが早い。

立ち上がりが遅い。カタログを作るのに時間がかかる。
カタログの本データをカーソルキーで選択できない。
<TTVブックリーダー>


前回指定したフォルダを覚えていてくれる。
ファイル選択画面で、ファイル名だけでなくタイトルも表示されるので、わかりやすい。しかも、読んだ本には「*」がつく。
スクロールが早い。
フルスクリーン画面にしても、アクションキーを押すとメニューが出てくる。

使えるフォントがMSゴシックのみ。DFパブリフォントも一緒にインストールされるのですが、使えないみたいです。
テキストデータしか読めない。
ちなみに、ブンコビューアとT-Timeで使用しているフォントは、IPA P明朝です。
画面の見やすさでは、フォント、文字間、余白の取り方、スクロールの早さから、T-Timeが好みです。
TTVブックリーダーもフォントの種類は選べませんが、見やすく、スクロールも早いので気に入っているのですが、テキストデータしか読めないのがちょっと。
ブンコビューアはスクロールが今ひとつ動作についてこないのがすごく気になります。1ページ当たりの情報量が少ないので、ほんのわずかの遅れで頭に文章がスムーズに入っていきません。