「3級」というと、「たかが」と考えたくもなりますが、大変でした。借方貸方もわからない状態から始めたのですが、各勘定科目、例えば売掛金が資産の借方とかいうのを覚え、それから試算表の作り方を覚え、期末処理の仕方を覚え、精算表を作成するのを覚え……と、覚えることだらけで、老化の一途をたどるわたしの脳には大きな負担でした(^◇^;)。
試験では、まず、これまでの模擬テストではほとんど載っていなかった分記法に動揺して第2問は仕入のT勘定が非常に怪しい解答になりました。それと、第3問、残高試算表の合計が合いませんでした。
最近の試験では、この試算表での仕訳の量で合格率が上下するように見受けられたのですが、それでいけば今回の試験では、特に癖のある仕訳があったわけではなく、仕訳の量も少なかったので、ポイントの稼ぎどころだったわけなのですが。
それと、第5問の精算表では、返品された商品の金額を繰越商品に足す、というところに頭が回りませんでした。これまでにそういうパターンの問題を解いたことがなくて、やはり1ヶ月そこそこの学習では発想に応用がきかない、と痛感しました。
それだけ間違っているのがわかっていて、よく合格できたもんだと思われるかもしれませんが、簿記検定の採点方法はちょっと変わっていて、答案用紙に書き込んだ解答全てが採点対象というわけではありません。
試算表や精算表など書き込まれる量が多いせいか、要所要所に配点される方式で、運良く間違えたところが配点対象になっていなければ、間違えたところがあっても100点満点になることもあるかも。
模範解答の速報を見ると、配点位置によっては合格しているかも、という非常に宙ぶらりんな状態だったので、ここ2週間は全く落ち着きませんでした。やっと結果が出てほっとしています。
簿記3級は実務にはあまり役立たない、という話も聞きますし、今後の職探しの追い風になるかはわかりませんけど、やればできる、という自信はちょっと持てました(^^)。